本県では、産学官からなる「福岡県航空機産業振興会議」を平成22年に設立し、24時間運航可能な北九州空港などのポテンシャルをフルに活用し、航空機関連企業の誘致とともに、自動車部品製造等の高い技術力を有する県内企業の航空機産業への参入促進に取り組んでいます。
今後、世界的に航空機需要が大幅に拡大することが見込まれており、ボーイングやエアバスの最新鋭機の開発や国産旅客機三菱スペースジェット
(旧称:MRJ)の量産により、我が国の航空機産業も成長が期待されています。
県としては今後も、国、関係自治体と連携を図りながら、航空機産業の振興に積極的に取り組んで参ります。
設 立 | 2010(H22)年7月1日 |
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会員数 | 162企業・団体(2023年9月1日) |
会 長 | 津田 純嗣(北九州商工会議所会頭) |
副会長 | 清田 徳明(TOTO㈱代表取締役 社長執行役員)、外本 伸治(九州大学教授) |
顧 問 | 服部 誠太郎(福岡県知事)、武内 和久(北九州市長)、遠田 孝一(苅田町長) |
特別アドバイザー | 苗村 公嗣(経済産業省九州経済産業局長) |
新型コロナウィルスの世界的な感染拡大により、航空機産業は深刻なダメージを受けたが、ワクチン接種の進展に併せ、2〜3年以内で航空需要の回復が見込まれている。
出展:(財)日本航空機開発協会「民間航空機に関する市場予測2022-2041」
県工業技術センター機械電子研究所内に「航空機産業技術支援グループ」を設置し、県内企業に対して航空機部品の試作開発に関する技術支援を行うとともに、航空機に関する豊富な知見を有する「航空機産業支援員」を中部地区と福岡地区にそれぞれ1名配置し、部品調達ニーズ等の情報収集や県内企業の発掘を行います。
航空機産業への参入に意欲的な同振興会議の会員企業11社で構成される、異業種による企業グループ。(2018年7月発足)
福岡県航空機産業研究会(Fukuoka Aircraft Industry Network)
通称:FAIN(ファイン)
(1) 航空機産業参入に向けた定例研究会の開催(市場研究、受注体制研究など)
(2) 航空機関連展示会・商談会への出展
(3) 受注獲得に向けた試作品の製作
(4) 航空機関連部品受注のための体制構築