当社は自動車部品メーカー「小島プレス工業株式会社(愛知県豊田市)」の九州地区における製造拠点です。その生い立ちは、2006年8月に鞍手郡小竹町に「小竹化成株式会社」を設立したのが始まりです。2016年8月に創立10周年を迎えたことを機に、社名を「九州小島株式会社」へ変更しました。
当社はトヨタ自動車九州が生産する高級自動車「レクサス」の内外装部品の専門工場です。最初は外装品(ボディの下回り)からスタートしましたが、その後、内装品の製造、電気部品の製造へと進んでいます。
当初、社員10名でスタートしましたが、現在では社員数は400名、さらに来年は18名を採用する計画です。今後も約400名規模の会社で安定した生産ができるように目指しています。
家庭の『和』の上に、企業の『和』があることを社是とし、ものづくりを通して人づくりを実践しています。社員一人ひとりが切磋琢磨することで企業体質を強化し、家族・地域社会まで含めた『和』の具現化に精進していきたいと考えています。
かつては、愛知県のグループ会社で製造した部品をトヨタ自動車九州に送っていました。
物流費低減のため新拠点を探していた際、企業誘致に熱心で、トヨタ自動車九州からも近く立地条件も良いということが決め手となり、小竹町に進出することとなりました。
なんといっても「地の利」が抜群であるということです。
「レクサス」関係でトヨタ自動車九州がアジアへシフトしている中、アジアへのアクセスがしやすいこと、福岡空港までも所要時間約1時間と利便性が高いこと、そして、渋滞がなく移動時間が読みやすいことも魅力です。
当社の社員は、中途採用、非自動車分野から入社した社員が多いのですが、研修に行くなど自動車部品を作るにあたって熱心な社員が多い印象です。
また、社員の会社行事への参加率も高く、夏には『家族のつどい』という会を開いて地域・家族との交流も深めています。
地域の印象としては、住みやすく、垣根なく暖かく迎えてくれる人が多いという印象を受けています。
今までトヨタ自動車九州向け部品の現地調達化を進めてきました。トヨタ自動車九州のパートナーとして信頼されるような会社づくりのため、人財育成に力を入れ、マンパワーをさらに向上させたいと思っています。
現在は、試験室も自社工場にあり、ほぼ100%近く九州で試験評価ができるような環境となってきていますが、今後も現場力、自前力を上げて九州の自立化を目指していきます。
九州小島株式会社として、親会社の小島の名前を汚さないように、そして、社名に九州とあることから、わずか12年目ではありますが、地元にとってもなくてはならない存在価値のある企業になれればと思っています。
地元とともに発展していく企業を目指し、得意先や地域から信頼される企業づくりをひとつのキーワードとしてやっていきたいと思っています。
現在、人財確保策として、労働条件の向上や福利厚生の充実など魅力ある会社を目指し企業努力をしていきます。行政としても福岡県在住の学生を福岡に残して行くようなサポートや、出身が九州でふるさと九州に戻って働きたいと思っているような方に対して企業の情報提供を行うなど、窓口となっていただければ幸いです。