福岡県では、世界的な航空機需要の拡大が見込まれる中、産学官からなる「福岡県航空機産業振興会議」を平成22年に設立し、北九州空港を核とした「航空機関連企業の誘致」と、販路開拓や技術支援による「県内企業の参入促進」に取組んでいます。
7月29日、北九州市で本振興会議の令和元年度総会・講演会を開催しました。
開会にあたり、小川知事は、「北九州空港を一帯とする地域を、日本の航空機産業の一翼を担う一大地域にしたい。」と挨拶しました。
(写真)小川知事
また総会では、県工業技術センターの機能を強化し、県内企業を支援するため、新たに、機械電子研究所に設置する「航空機産業技術支援グループ」を紹介しました。
さらに昨年7月、県内企業8社により発足した、航空機産業への参入に挑む企業グループ「FAIN(福岡県航空機産業研究会)」は、参入に向けたこれまでの取り組みを力強く発表しました。
FAIN会長である株式会社中島ターレットの代表取締役 中島英二郎氏は、「各種関係機関の協力を得ながら、我々の熱い想いで航空機産業参入を目指します。」と決意表明されました。
(写真)株式会社中島ターレット 代表取締役
中嶋 英二郎氏
(写真)FAINメンバー8社
(写真)FAINを支えるアドバイザー
講演会では、経済産業省の新倉崇之様、Aeroedge(エアロエッジ)株式会社の森西淳様から、航空機産業に関する貴重なご講演を賜りました。
○講演会
・「我が国の航空機産業の現状と今後の展望」
講師:経済産業省 製造産業局 航空機武器宇宙産業課 航空機部品・素材産業室長 新倉 崇之様
・「航空機産業参入と海外進出の展望」
講師:AeroEdge株式会社 代表取締役社長 森西 淳様
(写真)経済産業省 製造産業局 航空機武器宇宙産業課
航空機部品・素材産業室長 新倉 崇之氏
(写真)AeroEdge株式会社 代表取締役社長 森西 淳様